部活と勉強
学習意欲を阻害しているものの一因に、中学生の部活が指摘されています。塾に来る子供たちも勉強できない理由に部活をあげることがあります。それは、大きく分けると次の2つになります。
① 部活が忙しくて勉強する時間がありません。
② 部活で疲れて勉強ができません。
この2つについて考えてみましょう。
まず①の意見について。私たちは何度このせりふを聞いたことでしょう。多くの中学生が口に
する言葉です。ところが、話をよく聞いてみると次のような事実が浮かび上がってきます。その子たちは「部活をする。テレビを見る。ビデオも見る。漫画も読む。ゲームもする。携帯で友達とメールの交換もする…」その上で「勉強する時間がない。」と言っていることが大半なのです。
部活とテレビを一緒にするのは申し訳ない気もしますが、敢えてどちらの仲間かと問われれば、部活は勉強の仲間ではなく、テレビの仲間です。なぜなら、勉強は「嫌いだが必要だからするもの」であり、テレビやゲームは「好きだから楽しみで行うもの」だからです。そうすると、好きで行う部活は、当然テレビの仲間ということになります。ですから、本来の悩みは「部活が忙しくて勉強をする時間がありません」ではなく、「部活が忙しくてテレビを見る時間がありません」でなければならないのです。あなたは、テレビを見るよりもマンガを読むよりも「野球」が好きだから野球部の活動に参加しているのです。その自覚を持てば、充分に勉強をする時間は確保できます。
②の「疲れて勉強ができない」というのは、よく中学一年生から聞かれる言葉です。確かに慣
れるまでは大変だと思います。でも、ここでも敢えて言わなければなりません。部活本来の目的のひとつは、「そんなことには負けない体力と精神力を身に付けること」にあるのではないでしょうか。その部活で疲れて勉強ができないなどと「泣き言」を言うのは本末転倒と言わざるを得ません。
本来、子供たちにとってのスポーツは地域社会が提供する「クラブ制」が理想です。しかし、
学校教育の一環として発展してきた部活の歴史を考えると、今すぐクラブ制に移行すべきだという主張は非現実的です。やはり今ある条件の中で、どう部活と向き合うかを考えるべきです。そして、ひとつだけ部活に頑張っている子供たちに言いたい。
今は大変と感じているかもしれませんが、十年後、「中学生時代は勉強と部活で忙しかったけれど、充実した、いい時代だったなあ。」と思える日が必ず来ます。
がんばってください。私たちはあなたを応援します。
部活と勉強は必ず両立する
部活はテレビの仲間だ
そんなことに負けない体力と精神力を身に付けよ
- by 学志舎
- at 2007年06月13日
