中学生S君のお父さん
~略~
ところで、世話になってる長男のSですが。
前回までの試験前の様子と、今回ではガラリと変わり驚いています。
よく机に向かうのです。不思議です。
家でふてくされることもなくなりました。不思議です。
日曜日は、自分から、朝から夜まで、塾に行きました。不思議です。
結果どうであれ、親もアレコレ言いたいこともなく、言うこともなく、見ております。
今後ともよろしくお願いいたします。
昨日、定期テストの結果が4教科もどってきて、
本人予想よりも良い結果でした。
帰宅するなり、自ら、母に見せたようです。(今までにない行動)
努力が少しは報われたようです。
全体に難しくて、学年全体の平均点は前回より低いのかもしれません。
夏季に受講させてもらった、国語強化のおかげで、
国語は過去最高得点だったようです。
課題はやはり・・・英語のようです。
学志舎に入ってから少しづつ姿勢が変わってきました。
よかったなと思います。
やれば伸びるって自信をもっともっと持ってほしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
2通目への塾長の返事です。
こんにちは。
メールありがとうございました。
△△さんからのメールを見て嬉しくなったのと、ホッとしました。
一つはS君のこと。もう一つは~~~~~~~のこと。
「教育コーチング」に出会って以来、私の考え方は180度変わりました。
それまでは塾をやっている者の宿命である「結果」ばかりにこだわっていました。
しかし、今はその「過程」に徹底的にこだわります。
「結果」はあくまでも努力(過程)の結果ですよね。
ただ、今までよりも努力してすぐには結果が出ないことも現実にあります。
その時に一番つらいのは本人です。
そこで「結果」にとらわれた大人が子供に発する言葉と、
「過程」に価値観を持つ大人がかける言葉とは180度違います。
結果が出ないことに罵声を浴びせられ、時として罰まで与えられる子供と、
頑張ったことを認められ、見守られている子供は
その後の考え方、行動が全く異なります。
私は塾案内で「主役の子供を中心に家庭、塾のトライアングルを作って・・・」
と書いていますが、子どもたちをコーチングしていると、
トライアングルが家庭で崩されている事例を体感します。
ひどい例では、過去の卒塾生の中で、試験の直後にコーチングをしていて、
「お母さんに怒られる」と言って私の前で泣き出す子がいました。
完全に萎縮してしまって、結果が逆に出せないのです。
小学生ではなくて、中学生が泣くのです。
そんなお母さんは保護者懇談会をしていてわかります。
このことについては、冬プロの総論で書くつもりです。
コーチングを学び、また結果までの努力に価値観を持たせるようになって、
塾として全体の結果(成績)は伸びました。
もちろん個々には下がる生徒もいます。
私の指導力不足もあるでしょうが、過去の経験では、
上がらない生徒、下がる生徒の多くのご家庭は前述の様子です。
子供の悪い事ばかりに目を光らせ、自分が直してやらないといけないと、
コントロールに一生懸命なのは、子供を思う気持ちはわかりますが、
子供にとってはいい迷惑です。
そこには愛情はあっても、(子供には押し付けとしか感じられないかもしれません)
信頼と尊重がありません。
一人の「個」として見ていないのですね。
子供は自分の中にどうしないといけないのか「答え」を持っています。
コントロールするのではなく、何かが邪魔をして出し切れていない
その答えを引き出してあげる、またはそれの側面支援をすることが大人の役割だと思います。
また、子供の様々な面での成長には
「滑走路に向かう」「助走」「離陸」「上昇」「安定飛行」
のような段階が存在します。
我々が子供達にかける言葉は、その状態によって違います。
飛んだことが無い子には、空を飛ぶことは恐怖さえ感じます。
人間「今までと同じ」が楽ですから頭の中で悪魔が「飛ばなくていいぞ」
「今までと同じでいいじゃないか」「そんなに頑張るな」と始終囁きかけています。
始終起こられてばかりの子は「離陸できなかったらどうしよう」「途中で落ちたら・・・」
マイナスイメージばかりが先行して、手が、足がすくんでしまいます。
過程に価値観を持たせ、「個」として信頼され見守られている子は失敗を恐れません。
自分の中の答えに向かってチャレンジします。
そして自分が大空に大きく羽ばたいている姿を想像します。
成功イメージは頭の中にドーパミンなどを分泌させ、さらにやる気になります。
当たり前の話です。結果が出なくても頑張ったことを大人が認めてくれるからです。
それも一番褒めて欲しい、一番認めて欲しい、一番愛されたいお父さんとお母さんから。
今回メールを読んで、△△さんがS君を見守っていてくださったことが私には嬉しかったです。
S君が変わったのは、失礼かもしれませんが、
もしかしてお父さんお母さんが変わったのではないでしょうか?
どっちが先と言えばコロンブスの卵になってしまいますが・・・。
もしそうだとしたら、良い方向に進んで行くのならばどちらでもいいですよね。
私と事務長の仕事は、それを少しだけお手伝いさせてもらうことだと思っています。
それが私達の塾人としての余命ある限りの使命でもあり、志でもあります。
何か長々ととりとめもなく書いてしまいましたが、
17、18日と大阪に教育コーチ準上級の検定を受検しに行って
私は改めて教育コーチングの大切さを感じました。
来年度は私も事務長も、さらに上の級の受験に挑戦します。
何かいつも最後はうまくまとまらず、
尻切れトンボの様な返事になってしまってごめんなさい。
そしていつも丁寧なメール、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
△△様
学志舎 山田勝登
- by 学志舎
- at 2007年06月24日
